うさぎの子宮疾患は初期症状が目立ちにくいため、「気づいたときには進行していた」というケースが少なくありません。
- 避妊手術を受けていない
- 血尿がある
- 食欲や元気にムラがある
少しでも気になる症状があれば、お早めにご相談ください。
今回は食欲不振、元気の低下で当院来院されたうさぎさんについての症例報告になります。


↑拡張した子宮角(上)微量の腹水と重度に拡張した子宮角(下)

手術をすると、片方の子宮角に巨大な膿瘍が形成されておりました。
病理検査の結果は化膿性子宮内膜炎となっており今回に関しては腫瘍ではなく炎症と膿瘍が原因であることがわかりました。
ウサギは子宮に膿以外にも腫瘍を形成することも多く、巨大化すると腹部を圧迫して食欲不振になったり、最悪の場合は転移してしまうこともあります。特に摘出後の子宮の病理検査は予後を予測する上で大変重要になります。
今回のうさぎさんは摘出後ご飯も食べるようになり術後元気に過ごされているようです。
犬猫と比較すると一般的にうさぎの麻酔のリスクは高いとされていますが、当院では静脈内留置や人工呼吸器での麻酔管理により、極力麻酔リスクを下げられるように尽力しております。
